国際ロータリー2004年国際大会(関西)

茶道の心、世界を一つに




千 玄室大宗匠、過去最大規模のR.I.コンベンションを

大成功に導かれる


  風薫る5月23日から26日、千 玄室大宗匠を大会委員長とする「国際ロータリー2004年国際大会(関西)」が、大阪ドーム・大阪国際会議場・リーガロイヤルホテルをメイン会場に開催。同大会の日本での開催は26年ぶり3回目。関西では初の開催となる大会には111ヶ国、国内外から過去最多の4万6千人のロータリアンが集い、大宗匠は、大行事を大成功に導かれました。







開会式
  23日、大阪ドームで開会式が行われ、大宗匠による力強い開会宣言と点鐘。
この瞬間、人種・民族・言語・宗教を超え、ロータリアンとその家族の和やかな笑顔が会場一杯に広がったのが印象的でした。
大宗匠は、「皆さんは、地球上で苦しみ、悲しんでいる人を救う愛の心、手と体を持っている人たちであると信じています。お互いに手を差し伸べ合いましょう」と挨拶。


大宗匠挨拶 マジィアベ会長挨拶


  また、ジョナサン・マジィアベ会長は「人道的プログラムを通じて世界中に平和を推進するため、各国政府や非政府団体と協力していく方法について話し合います」と呼びかけられました。
  4日間の日程でポリオ撲滅などの支援活動や国際平和について話し合われ、最終日の26日、前国連難民高等弁務官で国際協力機構(JICA)理事長の緒方貞子氏が「人道支援から開発援助へ」をテーマに講演。
ロータリアンの結束と奉仕を呼びかけられました。





茶道デモンストレーション・呈茶席
  リーガロイヤルホテルにおいて業躰部による茶道デモンストレーションと裏千家留学生・みどり会、大阪北支部の村司宗紫氏、大阪東支部の藤井宗悦氏らによる呈茶席が毎日設けられ、約6,000人に呈茶。参加者は日本の伝統美と心の込められた一碗を楽しんでいました。


ホスト国・日本の文化・芸術と触れ合う参加者


和やかに記念撮影


リーガロイヤルホテルでの茶道デモンストレーションと呈茶


世界大会にちなんだ記念切手を発行。
郵政公社記念切手贈呈式に臨まれる大宗匠





京都デー
  22日、平安神宮を中心とする平安京の雅を体験してもらうため京都デーを実施。睡蓮の花の咲く、蒼龍池の西畦では京都五花街の芸舞妓が花を添え、参加者と記念撮影。また、野点席と神宮会館内にも茶席が設けられ、参加者は一碗を満喫。




ロータリーのロゴマークをデザインした棗 京都デー・パーティにて(於 みやこめっせ)





道頓堀ナイト
  24日夕刻、「ホストホスピタリティーの夕べ」の一環として「道頓堀ナイト」が開催され、参加者は大阪の南の繁華街である道頓堀で浪速情緒溢れる一夜を楽しみました。


道頓堀ナイトの鏡開きに臨まれる大宗匠





閉会式
  26日、大阪ドームでの閉会式では、マジィアベ会長から大宗匠に丁重な感謝の辞が述べられ、力強い握手が交わされました。


感謝の楯を受けられる大宗匠