第60回冬期講習会




  平成28年2月24日(水)から28日(日)までの5日間、宗家において第60回冬期講習会が開催されました。
  初日午前9時からの開講式では、千 宗室家元が「講習会初日はまず割稽古から始まります。これは、いわば茶の湯における体幹トレーニングです。割稽古を通じて構えを正し、それを身体で覚えることが全ての点前にとっての基礎になります。この講習にはこれまで学んできたことを再検証する、そのような気持ちで臨んでいただきたい」と受講者を激励。続いて受講者を代表して伊藤宗里氏(秋田北支部)が誓いの言葉を述べた後、早速講習が始まりました。


誓いの言葉


  講習会では、割稽古から始まり基本点前、小習事、四ヶ伝、行之行台子までの実技講習に加え、家元の講話、千家十職の大西清右衛門氏による課外講座、坐禅などが行われました。






  最終日の28日午後3時からの閉講式では、家元が受講者代表の今間宗圭氏(庄内支部)に修了証を、吉備宗里氏(和歌山支部)に学校茶道教授者適格証を授与。最後に受講者を代表して金山宗美氏(富山支部)が講習会を振り返って謝辞を述べ、穏やかな気候に恵まれた5日間の講習が終了しました。


修了証拝受 学校茶道教授者適格証拝受


受講者代表謝辞