第39回秋期研修会


  平成30年10月4日(木)から6日(土)までの3日間、宗家において第39回秋期研修会が開催され、全国各地また海外からの同門社中57名が受講しました。




  初日は午前9時から茶道会館にて開講式が行われ、千 宗室家元は「今回の研修会は“花月之式”が中心になります。皆さんが普段学ばれている稽古場での、気心が知れた仲間と行う七事式と違い、ほとんど知らない方との三日間。こんな時こそ自分のリズムに目を向けてください。相手と呼吸を合わせることに、茶の湯の初めの一歩があります。一座建立、主客一体になるということは茶事のみならず、こうした稽古の場から培われていくべきものです」と挨拶され、受講者を激励されました。受講者を代表して松本宗香氏(長崎支部)が誓いのことばを述べ、早速実技講習に入りました。


誓いのことば


  研修は今日庵業躰の指導のもと七事式(付物花月)を中心に充実した内容で行われ、受講者たちは集中して取り組みました。
  最終日の午後3時からの閉講式では、家元が受講者代表の成瀬宗裕氏(福井支部)に修了証を、杉本宗恵氏(東播支部)に学校茶道指導者認定証を授与。最後に受講者を代表して東 宗玲氏(三重南支部)が謝辞を述べ、3日間の研修会が終了しました。


修了証授与 学校茶道指導者認定証授与


受講者代表謝辞