第36回秋期研修会




  平成27年10月2日(金)から4日(日)まで、宗家において第36回秋期研修会が開催されました。
  初日は午前9時より茶道会館において開講式が行われ、千 宗室家元が「唐物茶入や天目などが海を渡ってもたらされたという意味合いや、独特の扱いが生まれた当時に思いを馳せ、たとえ稽古であっても覚悟を持ち亭主も客も臨んでいただきたい。しかし重々しく扱うことと、体中カチコチにして息を詰め殊更ゆっくりした点前をすることとは違います。ご自分の呼吸、普段と変わらぬテンポ、姿勢で一点前ひと点前に臨むことが、この研修会で一つでも多くのものを学んで持ち帰る契機となるはずです」と、受講生を激励されました。受講者を代表して金 宗輝氏(秋田北支部)が誓いの言葉を述べ、早速実技講習が始まりました。


誓いの言葉


  3日間の研修は、今日庵業躰の指導のもと充実した内容で行われ、受講者は集中して取り組みました。

  最終日の4日は午後3時より閉講式。家元より受講者代表の新田宗里氏(京都北支部)に修了証を、入江宗和氏(東京第四西支部)に学校茶道指導者認定証を授与。最後に受講者を代表して岡山宗和氏(大阪西支部)が謝辞を述べ、研修会が終了しました。


修了証授与 学校茶道指導者認定証授与


謝辞