第51回裏千家青年研修会
(第31期L・T出向員研修 第3回研修)


  平成30年3月17日(土)から19日(月)までの3日間、宗家において第51回裏千家青年研修会が開催され、全国の青年部から74名(第31期L・T出向員を含む)が受講しました。
  この研修会は、裏千家茶道や淡交会の将来を担う人材の育成を目的として、青年部会員に宗家の教場を開放するもので、炉・風炉の時期を交互に年1回開催しています。




  初日午前9時より、茶道会館において開講式が執り行われ、千 宗室家元から「宗家の研修に参加するということは緊張され身構えることもあるでしょう。それは当たり前のことです。皆さんには難しいかもしれませんがこの3日間『自然体』で稽古をするよう心がけてください。自然体とは『いつも稽古をなさっている通りの姿』ということです。そうすれば、講師の言葉から自ら気づき、納得する中で多くの物を得られるのではないでしょうか」と挨拶がありました。
  続いて東京第二東青年部の吉田宗香君が受講者を代表して「誓いのことば」を述べました。


誓いのことば


  開講式終了後、家元は受講者一人ひとりと言葉を交わされ、その後各教場に分かれ実技講習に入りました。




  1日目の実技講習を終えた受講者は夕食会で懇親を深めた後、ホテルにて班毎に「学校茶道との連携を強め、青年部の魅力をPRしよう」をテーマにグループ討議を行いました。初対面の受講者ばかりでしたが、それぞれが考える学校茶道と青年部の課題や今後の取り組みについて語り合い、同じ志を持つ仲間との交流を深めました。

  最終日午後3時より閉講式が執り行われ、まず家元より受講者を代表して山口青年部の前田宗和君に修了証が授与されました。
  最後に、郡山青年部の野田剛史君より、「3日間という限られた時間ではありましたが、この三日間で得た学びと仲間の友情はこれからの茶道人生をより輝かしいものにしてくれると思います。このような機会を与えていただき、有り難うございました」との謝辞が述べられ、閉会となりました。

  この3日間で受講者は多くの学びを得て、それぞれの地元に戻りました。


修了証拝受 謝辞


  本研修は第31期L・T出向員の第3回研修も兼ねており、出向員の多くが各班の中で班長を務めました。16日(金)のオリエンテーション前には自主的な呈茶が行われました。
  次回第4回研修は、9月15日(土)・16日(日)に予定されています。