第50回裏千家青年研修会
(第30期L・T出向員研修 第3回研修)


  平成29年7月20日(木)から22日(土)までの3日間、宗家において第50回裏千家青年研修会が開催され、全国の青年部から75名(第30期L・T出向員を含む)が受講しました。
  この研修会は、裏千家茶道や淡交会の将来を担う人材の育成を目的として、青年部会員に宗家の教場を開放するもので、炉・風炉の時期を交互に年1回開催しています。




  初日午前9時より、茶道会館において開講式が執り行われ、千 宗室家元から「この暑い時期は葉蓋や洗い茶巾など茶の湯の中でも季節の点前が多い時期です。皆さん方には点前手続きだけではなく、点前ができた背景の大切さに気付く3日間になればと思います」と挨拶がありました。
  続いて東京第四西青年部の寺ア宗香君が受講者を代表して「誓いのことば」を述べました。


誓いのことば


  開講式終了後、家元は受講者一人ひとりと言葉を交わされ、その後各教場に分かれ実技講習に入りました。




  1日目の実技講習を終えた受講者は夕食会で懇親を深めた後、ホテルにて班毎に「学校茶道との連携を強め、青年部の魅力をPRしよう」をテーマにグループ討議を行いました。初対面の受講者ばかりでしたが、それぞれが考える学校茶道と青年部の課題や今後の取り組みについて語り合い、同じ志を持つ仲間との交流を深めました。

  最終日午後3時より閉講式が執り行われ、まず家元より受講者を代表して福井青年部の青山宗昌君に修了証が授与されました。
  最後に、大阪北青年部の横川宗義君より、「三日間を通じて『道・学・実』を学ぶことが出来ました。この学んだ内容を青年部に持ち帰り、日々の稽古を怠らず、茶道精進に努めていく所存です」との謝辞が述べられ、閉会となりました。

  この3日間で受講者は多くの学びを得て、それぞれの地元に戻りました。


修了証拝受 謝辞


  本研修は第30期L・T出向員の第3回研修も兼ねており、出向員の多くが各班の中で班長を務めました。19日(水)のオリエンテーション前には自主的な呈茶が行われました。
  次回第4回研修は、9月9日(土)・10日(日)に予定されています。