第48回 裏千家青年研修会
(第28期L・T出向員研修 第3回研修)


  平成27年7月18日(土)から20日(月)までの3日間、宗家において第48回裏千家青年研修会が開催され、全国の青年部から79名(第28期L・T出向員を含む)が受講しました。
  この研修会は、裏千家茶道や淡交会の将来を担う人材の育成を目的として、青年部会員に宗家の教場を開放するもので、炉・風炉の時期を交互に年1回開催しています。




  初日午前9時より、茶道会館において開講式が執り行われ、千 宗室家元から「ここに来ようと自分の心を前に向けられたことは、何事にも代えがたいものです。その気持ちは茶の道を歩む上で大きな力になると確信しています」と挨拶がありました。
  続いて東京第一東青年部の松友宗靖君が受講者を代表して「誓いのことば」を述べました。
  開講式終了後、家元は受講者一人ひとりと言葉を交わされ、その後、実技講習に入りました。






  1日目の実技講習を終えた受講者は夕食会で懇親を深めた後、ホテルにて班毎に「学校茶道との連携」をテーマにグループ討議を行いました。初対面の受講者ばかりでしたが、それぞれが考える学校茶道と青年部の課題や今後の取り組みについて語り合い、同じ志を持つ仲間との交流を深めました。


  最終日午後3時より閉講式が執り行われ、まず家元より受講者を代表して西大寺青年部の大下宗奈君に修了証が授与されました。
  続いて家元より「今回得たものを自分の中でしっかりと根付くように努力していただければ、この経験はずっと生き続けます。仲間と過ごした3日間が将来素晴らしい思い出になるように、これからも茶の湯と共に歩んでください」との言葉が贈られました。
  最後に、長野県青年部の小池宗久君が、「日々のお稽古ではなかなか味わえない緊張感や喜びがありました。この経験を糧に青年茶人として地域の発展を担えるよう努力して参ります」との謝辞が述べられ、閉会となりました。

  この3日間で受講者は多くの学びを得て、それぞれの地元に戻りました。






  本研修は第28期L・T出向員の第3回研修も兼ねており、出向員の多くが各班の中で班長を務めました。17日(金)のオリエンテーション前には自主的な呈茶が行われました。
  次回第4回研修は、9月に開催予定です。