第43回 裏千家青年研修会


  7月18〜20日までの3日間、宗家において第43回裏千家青年研修会を開催し、全国の青年部より79名(第23期L・T出向員37名を含む)が受講しました。この研修会は、裏千家茶道や淡交会の将来を担う人材の育成を目的として、年1回特別に宗家の教場を開放するもので、炉・風炉の時期を交互に開催しています。




  18日午前9時より、千 宗室家元臨席のもと、茶道会館において開会式を執り行いました。家元は「3日間の研修を通じてそれぞれの歩いて来られた多くの時間を振り返るとともに、ここから踏み出す一歩一歩がこれから先の茶の道を創っていくのだということを認識していただけたら、たいへん嬉しく思います」とご挨拶。また、福井支部越青年部の坪田宗和さんが受講者を代表して誓いのことばを述べました。




  開会式終了後、家元は受講生一人ひとりと言葉を交わされ、早速各班に分かれての実技研修に入りました。




  1日目のプログラムを終えた受講生は、夕食会で懇親を深めたのちホテルに戻り、班毎に「青年部の仲間づくりのためにできること」と題しグループ討議を行いました。

  最終日は午後3時より閉会式が行われ、受講者を代表して東京第三東支部新宿青年部の増渕秀一さんに修了証が授与されました。続いて、倉斗宗覚今日庵業躰より家元名代として「3日間の研修を新たなステップとして、これからも精進し、青年部の力となってください」と励ましの言葉が贈られました。
  最後に、千葉県支部千葉青年部の宮川宗久さんが謝辞を述べ、3日間の研修が修了の時を迎えました。




  本研修会は第23期L・T出向員の第4回研修も兼ねており、出向員は前日のオリエンテーションで呈茶を担当したほか、積極的に班内の取りまとめ役などを務めていました。次回研修は、9月の第5回研修(単独研修)を予定しています。