第42回 裏千家青年講習会


  7月18日から20日までの3日間、宗家において第42回裏千家青年講習会を開催し、全国の青年部より81名(第22期L・T出向員31名を含む)が受講しました。
  この講習会は、青年茶人が自らを高めることを目的として、特別に宗家の茶室を開放して行うもので、毎年炉と風炉の時期に交互に開催しています。




  初日午前9時から茶道会館にて開講式が行われ、千 宗室家元は「3日間という限られた時間ですが、まずは皆さん方なりに、自分が今身に着けなければならないと思っていることにしっかりと取り組めることを期待しています」と受講者を激励されました。つづいて、受講者を代表して倉敷支部天領青年部の中元勝弘さんが「誓いのことば」を述べました。




  開講式終了後、家元は受講生一人一人と言葉を交わされました。その後、早速各班に分かれての講習に入りました。




  1日目の講習を終えた受講生は、夕食会で懇親を深めたのちホテルに戻り、班毎に「青年部の魅力再発見−青年部の愉しみを語り合おう−」とのテーマでグループ討議を行いました。青年部の魅力を語り合い、同じ志を持つ仲間同士交流を深めました。




  最終日は午後3時より閉講式が行われ、まず受講者を代表して山形支部ノース山形青年部の森山美恵子さんに修了証が授与されました。続いて家元より「ここで過ごされた時間は皆さん方一人ひとりの決断、そして好奇心、すなわちやろうという気持ちの証であります。戻られてもこの3日間が皆さん方にとって誇りとなるように期待しています」との言葉が贈られました。
  最後に、新潟支部とき青年部の高野宗由さんが謝辞を述べ、3日間の講習が終了しました。




  本講習会は第22期L・T出向員の第4回研修も兼ねており、出向員は自発的に17日のオリエンテーションで呈茶を行い、講習中もグループ内の取りまとめ役などを積極的に務めました。次回のL・T出向員研修は10月に予定しています。


オリエンテーションにて