第41回 裏千家青年講習会開催
(第21期L・T研修 第2回研修)


  3月22〜24日までの3日間、宗家において第41回裏千家青年講習会を開催し、全国の青年部より80名(第21期L・T出向員30名を含む)が受講しました。この講習会は、裏千家茶道や淡交会の将来を担う人材の育成を目的として、年1回特別に宗家の教場を開放されるもので、炉・風炉の時期を交互に開催しています。




  22日午前9時より、千 宗室家元臨席のもと、茶道会館において開講式を執り行いました。家元は「講習会は、他人と比べる場ではなく、一人ひとりが自分に足りないものに気づくところです。人の点前も自分がしているつもりで五感を研ぎ澄ませて臨んでほしい」と挨拶。また、東京第三西支部弥生青年部の松下英樹さんが受講者を代表して誓いのことばを述べました。




  開講式終了後には、家元に受講生一人一人が挨拶をし、早速各班に分かれ講習に入りました。




  宗家での講習会に緊張の面持ちの受講生でしたが、講師の温かい指導を受けて、一同熱心に取り組みました。
  また、1日目の講習を終えた受講生は、夕食会で懇親を深めたのちホテルに戻り、班毎に分かれ「青年部の魅力再発見」運動について、グループ討議を行いました。お互い初対面の受講生がほとんどでしたが、それぞれが感じている青年部の魅力を語り合い、同じ志を持つ仲間との交流を深めました。




  最終日午後3時より家元臨席のもと閉講式を執り行いました。まず、受講者を代表して東京第八南支部瑠璃青年部の田村宗貴さんに修了証が授与されました。続いて家元より受講生に、「ここでの経験は、これからの修道に向けてどこへでも向かっていけるパスポートのようなものです。自信と勇気をもって進んでいってください」と励ましの言葉が贈られました。







  最後に、香川支部さかいで青年部の田中宗慶さんが、3日間の研修を振り返り心に残ったものを確かめるように謝辞を述べ、修了の時を迎えました。





  本講習会は第21期L・T出向員の第2回研修も兼ねており、出向員は積極的にグループ内の取りまとめ役などを務めていました。次回研修は、5月の第22回裏千家ジュニア指導員養成講座を予定しています。