利休忌

―利休居士の遺徳を偲んで―

平成28年3月28日(月)、宗家三大忌の一つの利休忌が宗家において営まれ、約530名の同門社中が参列しました。今年は淡交会ブラジル協会のエリソン・トンプソン・宗尊会長以下24名の参加もありました。  　午前8時50分、平成茶室「聴風の間」において開式。千 宗室家元が炭手前に続きお茶湯の儀を厳修。家元が謹点された一碗を千 玄室大宗匠が利休居士画像に供えられ、参列者一同は利休居士の遺徳を偲んで合掌しました。

その後、家元が練られた濃茶を千 敬史様が取り次がれ、参事で愛知第二支部副支部長の上山雅正氏、映画監督の中島貞夫氏はじめ参列者が順服しました。

続いて名誉師範親授式が執り行われ、永年斯道に精進された19名の方々に、名誉師範の称号が授与されました。大宗匠、家元はこれまでの修道を労われ、今後の更なる活躍に向けて激励の言葉が贈られました。

式場「聴風の間」では引き続き手向けの七事式(貴人清次花月之式、茶カブキ之式、且座之式、平花月之式)が行われました。

貴人清次花月之式(七楽会)	茶カブキ之式(志倶会)

且座之式(修竹会)	平花月之式(日曜稽古･すみれ会)

平成茶室「看月の間」ではお茶湯の儀で取り合わされた道具が展観されました。

茶道会館の本席では千 容子家元夫人、万紀子様、伊住弘美様や夫人方がおもてなしをされました。また、裏千家学園に副席、茶道研修会館に協賛席(志倶会担当)が設けられ、参列者は各席をまわり心尽くしの一碗を喫しました。

本席(於：茶道会館)

副席(於：裏千家学園)	協賛席(於：茶道研修会館)