第105回夏期講習会


  令和元年8月27日(火)から31日(土)まで宗家において第105回夏期講習会が開催され、全国各地また海外からの同門社中75名が受講しました。




  初日は午前9時から茶道会館にて開講式が行われ、千 宗室家元が「ここは花を咲かせる場ではなく、しっかりと種を植え付けていく場所です。5日間の講習で自分自身を見つめ直し、自分本来のリズムを見つけてください。そうすればお帰りになった後、自分の中でそのリズムを繰り返し意識しようとする心の働きが根付きます」と挨拶。受講者を代表して神田宗裕氏(秋田北支部)が誓いのことばを述べ、早速講習が始まりました。


誓いのことば


割稽古


  講習会では割稽古から始まり基本点前、小習事、四ヶ伝、行之行台子及び基礎的な花月等の実技講習に加え、千 玄室大宗匠、家元の講話、千家十職の釜師 大西清右衛門氏による課外講座、坐禅などが行われました。


家元講話 大宗匠講話


大西氏講座 坐禅


  最終日午後3時からの閉講式では、家元が受講者代表の橋本宗隆氏(新潟支部)に修了証を、本多宗久氏(愛知第一支部)に学校茶道教授者適格証を授与。家元からの挨拶の後に受講者を代表して中谷宗洋氏(京都南支部)が謝辞を述べ、充実した5日間の講習会が終了しました。


修了証授与 学校茶道教授者適格証授与


受講者代表謝辞