第12回 「今日庵訪問」


  清々しい秋空のもと、9月18日(土)、第12回「今日庵訪問」事業が開催され、午前の39名、午後の部 各40名、計79名が参加しました。

  茶道会館「心花の間」で行われた開式では、倉斗宗覚業躰が「今日は皆さんにはお家元の特別なお計らいにより、普段公開されていない茶室にもお入りいただきます。今回の体験を通じて、幅広く見聞を深めていただきたいというお家元の思いを感じ取ってください」と挨拶。




  また、床の「主人公」について、鵬雲斎大宗匠が禅の師である後藤瑞厳老師に授けられた公案です。皆さんも“うっかりしている事はないか””目を逸らしている事はないか“”一生懸命頑張っているか“と自身に問いかけ、夫々が心の中に「主人公」の命題を以て、今後も修道を続けてくださいと激励。




  午前の部・午後の部とも、参加者はそれぞれ2班に分かれ、利休御祖堂参拝ならびに茶室を拝観、薄茶席(於 抛筅斎)、点心席(於 茶道会館大広間)でも各業躰より懇切丁寧な説明を受けました。

  ◇薄茶席(抛筅斎)






  ◇茶室拝観





◇点心席



◇兜門前で記念撮影
【午前の部】




【午後の部】



  当日は、希望者を対象に大徳寺聚光院の方丈と茶室の拝観、利休居士墓参の機会も設けられました。