今日庵 春茶会




  平成30年4月12日(木)京都において、今日庵 春茶会が初めて開催され、東日本の有資格者230名が参席しました。
  初釜式の案内がなされない「教授」昇格3年未満の方を対象に、宗家において一服を喫する機会を設け、より一層茶の道への修道意欲を高めていただくとの意図のもと、春と秋に茶会が催されます。11月には西日本の有資格者を対象に今日庵 秋茶会が予定されています。



濃茶席


  平成茶室一階「聴風の間」にて千 宗室家元夫妻、伊住公一朗様、禮次朗様から挨拶があり、主菓子が供された後、参加者一同は濃茶を順服しました。家元からは「今回皆さんを迎えるにあたり、おめでたい趣向のものを中心に初めて平成茶室で用いるものなど、私も楽しみながら道具組をいたしました。今日は十分に今日庵の茶風を感じて、これから教授者としてますますご活躍いただきたいと願っております」と挨拶がありました。


点心席 薄茶席


  なお、平成茶室二階「看月の間」に点心席、茶道会館二階広間に薄茶席が設けられ、抛筌斎にて道具の展観がありました。参加者は終始和やかな雰囲気のなかで各席を楽しみながら、修道の志を新たにして兜門を後にしました。