茶道文化教室・基礎講座を開講
―全国より38名の裏千家茶道修道者が受講―


  木々が色付きはじめた好季節、第115回茶道文化教室基礎講座が11月7日(金)〜9日(日)の3日間、裏千家宗家・茶道会館・裏千家学園を会場として開講されました。
  今回は男性2名を含む計38名が受講。
  開講式では主任講師の阿部宗正今日庵副業躰長が受講生を激励。続いて利休御祖堂参拝・呈茶・茶室拝観・割稽古があり、その後、班に分かれて業躰による実技指導が行われました。
  全国から参加した38名は張り詰めた雰囲気のなか、実技講習に臨み、稽古を終えた受講生からは「日頃行っているお点前を更に細かくご指導いただいた上、一つひとつの所作の意味までお教えいただき、大変勉強になりました」等の声がありました。


開講式


兜門をくぐり御祖堂参拝へ 呈茶


割稽古


講義1(阿部宗正副業躰長) 十牛図の説明(千坂秀学講師)


講義2(高橋宗健業躰) 実技指導


  翌9日には大徳寺聚光院での利休居士・歴代宗匠墓参、各塔頭寺院を拝観しました。


大徳寺略図前にて 聚光院墓参


高桐院 茶室(意北軒) 金毛閣門前での記念撮影


  日頃のお稽古では経験できない宗家ならではの講習に、受講生から「期待以上の充実した講座内容に感動しております。実りある3日間でした。」などの声が聞かれました。


兜門前での記念撮影


  茶道文化教室は茶道愛好家から淡交会会員の方まで、宗家において茶道の道・学・実を学ぶことができる伝統ある講座です。
  文化教室には裏千家茶道愛好者であれば、どなたでも受講いただけます「初級講座」と、受講資格として淡交会会員(終身正会員以上)であれば受講できる「基礎講座」の2種類がございます。
  来年度の4月中旬頃に開催予定の初級講座については、明年1月より受講生募集(裏千家ホームページ及び淡交タイムスに掲載)を開始致します。