茶道文化教室・基礎講座を開講
−全国から38人が参加−


  最も紅葉が綺麗な好季に今年度最後となる「第111回茶道文化教室・基礎講座」が11月24日(金)〜26日(日)の3日間の日程にて裏千家宗家・茶道会館・裏千家学園等を会場として38名の受講者を迎え開催されました。
  開講式では主任講師の寺西宗二業躰が受講生を激励。続いて利休御祖堂参拝・茶室拝観・呈茶・実技(割り稽古)があり、全国から参加した38人は緊張した面持ちで、宗家での貴重な講習に挑みました。
「文化教室基礎講座」は初心者から教授者まで様々な方々が参加。2日目の実技講習では、各自の許状資格に合わせて指導がなされました。
  基礎を中心としたカリキュラムに受講生からは「すごく緊張した3日間でしたが、割り稽古や基本点前を丁寧にご指導いただき、普段何気なく流している所作の重要性を再認識致しました。また初心に戻り新たな気持ちで稽古に励みます。」との声が聞かれました。


開講式 露地を歩き宗家拝観へ


呈茶


茶道資料館見学 割稽古


講義「水屋の心得について」


  2日目は裏千家学園を会場に講座が行われました。


千坂秀学講師による静座 講義「大寄せ茶会について」


初歩の稽古


一の間 三の間


四の間 五の間


六の間 二の間


懇親夕食会


  3日目は大徳寺塔頭の拝観が行われました。


それぞれに大徳寺境内にて紅葉を楽しむ


三門(金毛閣)前での記念撮影


  茶道文化教室は、淡交会終身正会員以上の会員が受講できる「基礎講座」と、裏千家茶道愛好者を対象とした「初級講座」の2種があります。
  春(4〜6月頃)と秋(9〜11月頃)各1回ずつの開催で、年4回の開講となります。
  来春の「基礎講座」・「初級講座」の開講日程・受講生募集については『淡交タイムス2月号・3月号』及び裏千家ホームページにてご案内する予定です。