千 玄室大宗匠が柏原市制60周年にて記念講演


  平成30年10月21日(日)、大阪府柏原市にあるリビエールホールにおいて柏原市制60周年記念講演会が開催され、千 玄室大宗匠が「日本の心 茶の湯」と題した講演をされました。本行事は、柏原の地で長年にわたり活動している茶道裏千家 一會会(いちえかい)の40周年、同 柏陽会の30周年、そして国際ソロプチミスト大阪−柏原の15周年も併せての開催となりました。
  まず、講演に先立って式典が行われ、一會会並びに柏陽会の乾 宗恵代表による式辞、冨家正浩 柏原市長による主催者挨拶、中野広也 柏原市文化連盟会長、乾 一 柏原市議会議長、中谷恭典 大阪府議会議員の祝辞がありました。



  式典後、登壇された大宗匠は、「千 利休はお茶をもって差別区別のない世界を創造されました」と茶の心の大切さを説き、「人間同士がいたわりあい、思いやり溢れる社会にしていくには、この日本文化を世界中の人々に知っていただくことが大切です。2020年にはオリンピックがあり、そして今、大阪は万博誘致に励んでいます。一碗のお茶は、どんな人とでも通じ合い一体感を与えるもの。この素晴らしい日本の情″の文化を柏原の地より発信していかれることを期待しています」と結ばれました。
  式典・記念講演会前には、史跡高井田横穴公園内にある茶室「柏陽庵」並びに講演会場にて一會会・柏陽会による呈茶席が設けられ、参加者に一碗が呈されました。