大宗匠、ひとよし球磨JC創立60周年にて講演


  平成30年6月16日(土)、一般社団法人 ひとよし球磨青年会議所(JC)が創立60周年を迎え、記念事業として千 玄室大宗匠による「継承〜次世代へ伝えたい日本人の心〜」と題された講演が、熊本県球磨郡あさぎり町にあるあさぎり須恵文化ホールにて行われました。
  昭和34年、大宗匠が日本JC 8代会頭を務めた年度に人吉JC(※後に、創立55周年を記念して「ひとよし球磨JC」と名称変更)は誕生。以降、周年行事における講演や、人吉市内に鎮座する国宝 青井阿蘇神社での裏千家奉仕による献茶なども行われています。




  当日は椎葉 聖 ひとよし球磨JC理事長による主催者挨拶の後、大宗匠が登壇。自身の経験から、「JCの仲間はよく『信じ合う』と言いますが、自らが謙虚になり接しなければ、相手は信じてくれないもの。己を顧みて謙虚になることは、自分の道″を築き上げることにも繋がります」と後輩たちを諭し、「JCの先人は、戦後苦しいながらも日本を再建し、豊かな暮らし受け継いでくださいました。今度は現役の皆さんが、それぞれの仕事やJCで培われた友情を通じて、地域の素晴らしさを次代に継承していかなければなりません。あなた方の活動を応援しています」と激励されました。
  講演後には人吉市にある清流山水花 あゆの里に会場を移し、歓迎懇親会が開かれました。開会にあたっては、椎葉 理事長による主催者挨拶、松岡隼人 人吉市長(淡交会熊本支部顧問)と與縄義昭 熊本支部長の来賓挨拶の後、大宗匠が登壇され挨拶。人吉市へ義捐金を寄付、ひとよし球磨JCへ御祝い金を贈呈されました。










  宮原正名 人吉JCシニアクラブ会長により乾杯発声がなされ、参加者は和やかに懇親を深めました。その後、岩下博明 人吉商工会議所会頭の万歳三唱で締めくくられました。
  翌日の17日(日)には、大宗匠奉仕による青井阿蘇神社献茶式が行われ、淡交会熊本支部とひとよし球磨JCが懸釜をしました。