大宗匠、京都造形芸術大学にて講義




  京都造形芸術大学(京都市左京区)にて今春開講した「京都学」(共催:京都市、協力:文化庁 地域創生本部)の講師に千 玄室大宗匠が招かれ、平成30年5月29日(火)に同大内の春秋座にて講義が行われました。

  「京都学」では「よい使い手、よい作り手」をテーマに、各界で活躍する講師が京都の魅力を語り、これまで門川大作 京都市長、池坊専好 華道池坊次期家元らが登壇しています。

  大宗匠は「京都の文化の豊かさは、1200年もの長きにわたり王城の地であったことに由来します。宮中や寺社、茶道などそれぞれに適った道具を作る中で優れた技術が育まれ、明治維新後も、京都の人々は力をあわせて守り伝えてきました。皆さんにはぜひ、作られた物の素晴らしさと共に、込められた思いや歴史も一緒に伝えていっていただきたい」と一般参加者を含む約470名の受講生に語りかけました。