大宗匠、久留米北RC創立40周年にて講演


  平成29年9月3日(日)、福岡県久留米市にある久留米石橋文化ホールにて久留米北ロータリークラブ(RC)創立40周年記念講演会が開催され、千 玄室大宗匠が「一碗からピースフルネスを」と題し記念講演をされました。




  宮原通義 会長による主催者挨拶の後、登壇された大宗匠は、「お茶をいただく時、『いかがですか』『お先に』と勧めあい、差し出されたお茶碗は正面を避けていただきます。これは謙虚になる、自分を顧みることが大切で、お互いがそういう気持ちになれば、争いごとは起きないという千利休居士の教えです」とお茶の心を説かれ、「日本人は『情』の文化で成り立つ民族ですが、例えば、気の毒な方々に手を差し伸べてあげる。1つ1つはささやかな奉仕かもしれませんが、メンバーが力を合わせ大きな奉仕を世界に発信すれば、争いごとの無い穏やかな平和を創る基となるはずです。久留米北RCのこれからの奉仕活動に期待しております」と結ばれました。




  講演の前には淡交会 久留米支部によるお呈茶席が設けられ、来場者は一碗のお茶を楽しみました。