大阪青年会議所茶道同好会「茶楽会」50周年記念行事
―千 宗室家元が講話―




  平成29年5月15日(月)、大阪青年会議所(JC)茶道同好会「茶楽会」(竹田哲之助会長)が50周年を迎え、大阪市都島区にある太閤園を会場として記念行事が催されました。

  太閤園は、明治の実業家・藤田傳三郎男爵が築造した御殿が母体となっています。当時「網島御殿」などと称され豪壮を極めた邸宅と風雅な庭園は、日本の魅力を発信する国際的な社交場として平成20年(2008)にはサミット財務大臣会合の晩餐会場としても使われました。


茶席


点前座 菓子


  茶楽会50周年を記念する茶席では、半東を務めた竹田会長より、地元の作家が制作した道具やたこ焼きの形を模したお菓子等、大阪ならではの趣向が紹介されました。
  また、エクスカーションとして落語や能の体験コーナーが設けられました。プロの実演に加え、参加者自身が能装束を身に着けるなど、日本文化を実際に体感できる一時となりました。




家元による講演


丹羽 大阪JC歴代理事長 立野 茶楽会歴代会長


  その後、千 宗室家元による講話がなされ、続いて懇親会が行われました。冒頭では、大阪JCを代表し丹羽健二歴代理事長(今日庵老分)、茶楽会を代表して立野純三歴代会長がそれぞれ挨拶。お祝いに駆けつけた各地JC茶道同好会メンバーと共に懇親を深めました。