大宗匠、IBMユーザー・シンポジウム京都大会にて基調講演




  平成29年5月18日・19日、「第55回 IBMユーザー・シンポジウム京都大会」が国立京都国際会館にて開催され、18日(木)に千 玄室大宗匠が「一碗から平和の願い」と題して基調講演をされました。

  同シンポジウムは、全国IBMユーザー研究会連合会が主催する論文発表の場で、各地区持ち回りで毎年行われています。本年は関西研究会の担当で、開催地・京都を代表する文化人として大宗匠が講師に招かれました。

  大宗匠は「茶の湯では自身を謙虚にすることを大切にしてきました。相手と向かい合う際も、一歩下がればぶつかり合うことはないのです。この考えはビジネスにおいても役立つことと思います。お茶室の中でするばかりが茶道ではありません。皆さんもまずは一服勧めることから始めてみてください」と語り、約900名の参加者は熱心に耳を傾けました。




  また、会場には金澤宗達 今日庵業躰による呈茶席が設けられ、参席者に心尽くしの一碗が呈されました。