大宗匠、本法寺にて講演




  平成28年12月16日(金)、全国日蓮宗青年会主催の平成28年度 行学道場が、宗家兜門の向かいに位置する本山 叡昌山 本法寺(上京区)を会場に実施され、千 玄室大宗匠が講師として「一碗からピースフルネスを」をテーマに講演をされました。




  千家二代の少庵宗淳居士が本法寺前に土地を与えられ屋敷を構えて以来の縁や、大宗匠が幼少時代に近辺で野球や馬術の練習をされた思い出話にはじまり、長谷川等伯や本阿弥光悦と本法寺との関係、日蓮上人の活躍した時代背景など、過去から現在にわたる興味深い話題を展開。また、ご自身の豊富な海外渡航経験などから、世界の祈りのかたちや日本人の宗教観を紹介されつつ、「人間はオープンでないといけません。それは、心のなかのわだかまりがないということ。差別区別をすることなく、己の人格を認識しながら皆が平等であるよう意識していただきたい」と語りかけられました。