大宗匠、「青年塾」にて講演


  平成28年1月30日(土)、「青年塾」関西クラス19期「山城講座」が催されました。「青年塾」とは、松下政経塾にて過去に14年間塾長を務めた上甲 晃氏が平成9年に創設された団体です。
  午前9時、裏千家学園茶道専門学校を会場として開講式が行われた後、大宗匠が登壇され、「志をもつこと」と題して講演をされました。




  大宗匠は「人は誰しも、心の中に畑をもらって生まれます。上手に耕して、志をたてて種を蒔き、育てていってください。私の父・淡々斎は“死んでも修行やぞ”と言っておりましたが、人生を終える時に収穫できないとしても、少しでも心を耕し、自分の志が叶うようになったら成功でしょう」と激励されました。講演内容は、禅や儒教の話題から、大宗匠の海軍時代の話、松下幸之助氏の考え方など多岐にわたり、1時間半に及ぶ講演に約40名の塾生は熱心に聴き入っていました。
  その後、参加者は平成茶室で呈茶を受け、宗家拝観を行いました。