大宗匠、魚津ロータリー創立60周年で講演


  平成27年6月7日(日)、富山県にある新川文化ホールにおいて魚津ロータリークラブ創立60周年記念大会が開催され、千 玄室大宗匠が「みんな一緒 平和への道」と題して記念講演をされました。
  魚津では50年前、大宗匠が若宗匠であった時代に淡交会魚津支部が発会し、日本青年会議所(日本JC)の仲間であった設楽 順氏が初代支部長を務めました。また、戦友の原 菊男氏がオーナーを務めたホテルの茶室設計監修に裏千家が携わり、大宗匠が「翠松庵」の庵号を寄贈されるなど様々な所縁のある土地であり、昨年6月にも「JAうおづ年金友の会第25回会員親睦大会」にて講演をされました。

  杉野芳宏 大会実行委員長の挨拶の後に登壇した大宗匠は、ロータリークラブでの自身の経験を振り返りながら「ロータリーの創始者は、“寛容・慈愛・忍耐”の3つの哲学を提唱しました。自分の職業は天職であると誇りを持ち、身も心も捧げ社会に還元していくことを理想とし、世界各国に普及しました。人のために少しでも手を差し伸べようという慈愛の心がみなぎれば、それが真の奉仕精神です。100周年の未来へ向かって魚津ロータリーのメンバーが力を終結し、地域社会のために良い計画を練り、責任を持って事業の実行をすることで、良い伝承を次世代へ引き継いでいかれることを願っております」と締められました。




  講演前には、淡交会魚津支部による呈茶席が設けられ、聴講者に一碗が呈されました。