千 玄室大宗匠
大阪大学未来トークにて講演




  12月16日(月)、大阪府吹田市の大阪大学コンベンションセンターにおいて、大阪大学未来トーク第7回講演会が開催され、同大学の客員教授を務める千 玄室大宗匠が300名を超える参加者に講演されました。
  「未来トーク」とは平野俊夫総長の発案により大阪大学が行っている公開講座です。博士課程教育リーディングプログラムの学生たちが、将来の世界をリードする人材に育つことを願い、世界的に活躍している外部講師による講演会を開催しています。
  大宗匠は、“和魂漢才”や“和魂洋才”を基に、『茶経』の内容から現在に至るまでのお茶の歴史に触れ、「分相応の生活の中で自分の存在を知ることが大切です。“もったいない”“ありがたい”という気持ちは心と心の絆を結ぶ和魂です。また、茶道や武士道の“道”は日本人の心の支えでもあります。伝統ある崇高な道の精神をしっかり学んでください」と語られ、徒然草の “老いて智の若き時にまされる事、若くして、かたちの老いたるにまされるが如し”という一節を引用されながら未来を担う人達へメッセージを贈られました。


講演に先立ち平野俊夫総長と面会