千 玄室大宗匠、由利本荘市文化交流館「カダーレ」
こけら落とし記念講演




  4月14日(土)、秋田県由利本荘市において文化交流館「カダーレ」が開館し、千 玄室大宗匠が『茶の心・日本の心 〜 一碗からピースフルネスを 〜 』と題して記念講演に臨まれました。また、当日は「市民1100人の大茶会」はじめ各種記念行事が開催され、多くの参加者で賑わいました。




  講演に立たれた大宗匠は、「人間は平和を求めているにも関わらず、つい虚勢を張って争ってしまいます。しかし、"貴方のために"と心を込めて点てる一碗のお茶があれば、明るく平和な未来を創ることができるのではないでしょうか」と話され、「お茶は人が最低限守っていかなければならない戒めを教えている"道"です。ぜひお茶の緑と一体になってください。再び由利本荘市に参りました際には、こちらにあるお茶室から美しい鳥海山の峰々を見据え、私も一碗のお茶を点てさせていただきたいと思います」と結ばれ、参加者は深く聴き入りました。

  同会場内で開かれた大茶会には秋田支部役員席と由利本荘市会員席の2席が設けられ、参加者に心尽くしの一碗が呈されました。


秋田支部役員席 由利本荘市内会員席


  講演後には、秋田キャッスルホテルにおいて秋田支部主催の懇親会が開催。参加者は 大宗匠を囲んで歓談し、懇親を深めました。