千 宗室家元、京都銀行支店長会講演




  10月1日(土)、京都市中京区の京都銀行本店において京都銀行支店長会が開催され、千 宗室家元が「日本の美意識」と題して講演されました。
  なお、同銀行では就任2〜3年目の支店長を対象に「支店長茶道研修」を実施しています。




  家元は、地域に馴染むことの大切さに触れられ、「人々にとって、身近な場所で長く活躍されている方こそ組織の顔ではないでしょうか。それぞれの地域の豊かな特色を捉えて自分の地図を作り、常に新しいことを取り入れようという姿勢を持ち続けてください」と話されました。また、情報化社会の中にあって自分の目で見、耳で聞くことの大切さを説かれるとともに、「平常心是道という言葉があります。今ありのままの自分の良い部分も悪い部分もしっかりと見て、他人と比較して一喜一憂するのではなく、自分の心をしっかりとコントロールしていただければと存じます」と結ばれました。
  参加者は熱心に聴講し、終了時には会場からは大きな拍手が贈られました。