千 玄室大宗匠、第11回日本抗加齢医学会総会にて講演




  5月29日(日)、国立京都国際会館で開催された第11回日本抗加齢医学会総会において、千 玄室大宗匠が「茶道と長寿」と題して講演されました。
  大宗匠は、ガイア理論を提唱したイギリスの科学者、ジェームス・ラブロック博士の「地球は人間と同じように呼吸をしている」との言葉を引用され、「私たち一人ひとりが、地球を大事にしなければなりません。一碗の緑のお茶には、地球に対する感謝の念が詰まっています」と述べられました。また、茶道の精神や自身の生活習慣に触れられ、「日本は礼から始まり、礼に終わる国です。老若男女一人ひとりが、他人をいたわる気持ちと感謝の心をもつことで、世の中は生きやすくなるのです」と結ばれました。会場に参集した日本抗加齢医学会の会員や医師など約700名の参加者は大宗匠の言葉に深く聞き入りました。




  会場には、京都西支部青年部連絡会担当の呈茶席が設けられ、参加者に一碗が呈されました。また、茶席券代は義援金として東日本大震災復興支援のために役立てられます。