千 玄室大宗匠、草津市立松原中学校にて講演




  10月7日、草津市立松原中学校(滋賀県)において、千 玄室大宗匠が「平和の祈り」と題して講演されました。
  この講演は「各界トップのスペシャル授業」(草津市教育委員会主催)として、文化や経済の各分野で活躍している方を草津市内の中学校に招いて特別授業を行い、中学生が日本の文化や社会に興味を持ち、学校生活や将来への意欲を深めることを目的に実施されたものです。当日は、同校の3年生約150名と教職員、保護者が熱心に聴講しました。

  大宗匠は同校に到着後、草津市長の橋川 渉氏、草津市教育長の三木逸郎氏と面談されました。
  その後の講演で大宗匠は、ご自身の戦争体験に触れられ「戦争の怖さを知ってこそ、初めて平和というものがわかるものです。今もなお世界中で内乱や内戦が絶えませんが、戦争は絶対に起してはなりません」と話されました。また、「皆さんはそれぞれにいろいろなことに悩んだり考えたり、また、親に対して反抗したりすることもあると思いますが、自分の思いを伝え仲間や家族と討議することで自分を成長させることができるはずです。皆さんが“平和”というものに関心があるのなら、家族や友達に感謝する気持ちを忘れずに毎日を過ごしてください」と結ばれました。
  講演後には質疑応答の時間が設けられ、生徒からの様々な質問に大宗匠が答えられました。