千 宗室家元、京都青年会議所例会で講演


  2月12日、京都ホテルオークラにて社団法人京都青年会議所(京都JC)の2月例会が行われ、
千 宗室家元が「笑顔溢れるやさしい社会〜魅力ある京都の創造〜」をテーマに講演されました。




  例会には、京都JC現役会員ならびに新入会対象者が出席。京都JC第40代理事長等を務められた家元は、現役会員時代のご自身の経験を踏まえ、異業種間の交流を通じて自己と他者との差異を確認しながら互いに研鑽を積むことが出来ることがJCの良さであると述べられました。また、インターネットやメールのやりとりのみに頼るのではなく、実際にともに活動することで心のベクトルを相手に向けて友情を深められるJCの活動の意義に言及され、「JCは40歳で卒業ですが、限りある時間の中で精一杯努力すれば、相手との縁は途切れることなく永遠に続きます」と述べられました。
  結びに、家元は「今年度の立木哲生理事長が掲げるテーマにもある“信じあい、支えあう”ということは、一歩相手に歩み寄ることから始まるもの。そのような人間関係の積み重ねがJC活動が長く続いてきた理由です。明年の青年会議所60周年に向け、この1年も良い人間関係を紡いでいけるよう祈念しています」と励ましの言葉を贈られました。