九州茶道文化講演会
―千 玄室大宗匠講演―


  5月18日、千玄室大宗匠を迎えて九州茶道文化講演会(主催:淡交会九州地区、担当:博多・福岡支部連合会)がホテルニューオータニ博多にて開催されました。
  この講演会は、九州地区の会員にとって、筥崎宮献茶式とともに初夏の恒例行事となっています。




  講演に先立ち、後藤豊彦九州地区長より挨拶、海老井悦子福岡県副知事より祝辞が述べられました。


後藤豊彦地区長の挨拶 海老井副知事より祝辞




  登壇された大宗匠は冒頭、現代の自然を軽視する風潮に対して自然を大切にする日本古来の考えや、それを伝える古典などについて言及され「日本人がもう一度『やまと心』を取り戻すために、先人たちが築いた歴史や伝統、そして文化を見直すことが大切。」と説かれました。
  大宗匠の講演終了後には、松本昇三福岡支部長が「博多・福岡あれこれ」と題して講演。さらに会場には、篠崎宗初氏(博多支部参与)担当の呈茶席が設けられ、地区内各地から集まった同門に一碗が呈されました。


松本支部長の講演




  講演後、博多支部の青年部会員が主客を担当し、渡辺宗修業躰の点茶盤による基準点前の解説も行われました。




  午後7時より、4階「鶴の間」にて懇親会が開催され、大宗匠を囲んで懇親の和が広がりました。


田村靖邦筥崎宮宮司の発声で乾杯