千 宗室家元 同志社大学にて講演
―同志社大学心理学部開設記念シンポジウム―


  同志社大学では2009年4月より心理学部を開設します。これを記念して11月29日、同校寒梅館において「同志社大学心理学部開設記念シンポジウム 『心育の時代』に向かって」が開催され、文学部心理学科の卒業生である千 宗室家元が「心の探検」と題して基調講演されました。




  家元は講演でご自身の学生生活や卒業論文に触れられたほか、具体的な学説を示しながら不安やストレスなどについて話され、「新しい一日を迎えるということは未知なるものと出会うことであり、新たな不安や心配も生まれますが、同時に知らないことを学ぶチャンスでもあります。人生にリハーサルはなく、毎日が本番だという思いこそ『一期一会』の精神であり、その思いが自分の心の暗部である不安に対して一つの灯火(ともしび)になるのです」と語りかけられ、会場に集まった約500名の聴衆が聴き入りました。