千 玄室大宗匠 京都工芸繊維大学にて講演
―人間教養科目『京の伝統工芸―技と美―』開講―




  9月8日、京都工芸繊維大学において特任教授である千 玄室大宗匠が、「次世代につなぐために」をテーマに講演されました。
  この講演は、同校で8〜10日まで開講された人間教養科目「京の伝統工芸―技と美―」の講義と、文部科学省の「現代的教育ニーズ取組支援プログラム」に選定されている「伝統をつなぐ」第2回フォーラムの基調講演を兼ねて行われたものです。講義の受講生65名のほか、一般の参加者も聴講しました。同科目では大宗匠の講義のほか、裏千家学園、茶道会館を会場に筒井紘一今日庵文庫長による講義と町田宗隆業躰の実技講習が行われました。
  大宗匠は講演で、「日本の歴史が今まで続いてきたのは、島国である日本に伝統の風が吹き抜けているからです。この風があるからこそ、新しい伝統が生まれ続いていることを知っていただきたい」と語りかけられました。