千 玄室大宗匠 道南茶道文化講演会
爽やかな大地に抱かれた一碗を


  千 玄室大宗匠は、8月23〜25日、北海道を訪問され、講演会や茶会などの行事に臨まれました。

 ●道南茶道文化講演会
  23日午後3時30分より、函館国際ホテルにおいて行われました(裏千家淡交会北海道地区主催=坂本眞一地区長、函館支部主管=小林弘支部長)。この講演会は、大宗匠の来道に合わせ、道南の会員らの強い希望により実現したものです。
  大宗匠は、「茶の心」と題して講演。函館支部会員はじめ道南近郊から参集した同門ら約500人が熱心に聴講しました。




講演される大宗匠


  講演後は、同ホテルにおいて歓迎夕食会が催され、大宗匠を囲んで和やかでした。




 ●除幕式・茶会
  翌24日、大宗匠は七飯町東大沼の流山温泉へ。大宗匠と特攻隊で同期だった彫刻家・流 政之氏が、このたび戦友を慰霊する彫刻を制作、その除幕式に臨まれました。


お二人は半世紀ぶりの再会「もどり雲」と名づけられた彫刻を除幕




  除幕後は茶会が催され、大宗匠が流氏と坂本眞一地区長に一碗を点じられました。その後、参列者らに一碗がふるまわれ、彫刻の完成を祝い、爽やかな一碗が呈されました。




  午後には札幌へ移動。夕刻より札幌グランドホテルにおいて、札幌支部連合会、札幌今日会の会員らが出席し、大宗匠主催の夕食会が開催されました。


ホテル内の呈茶席


夕食会で挨拶される大宗匠