九州茶道文化講演会
千 宗室家元講演




  5月23日、福岡市中央区の福岡電気ホールにおいて、千 宗室家元による第34回九州茶道文化講演会(主催:淡交会九州地区 担当:博多・福岡連合会)が開催されました。
  講演会は、午後6時に開会。後藤豊彦九州地区長の主催者挨拶で始まり、続いて、来賓の福岡県副知事の海老井悦子氏、福岡市収入役の永松正彦氏、参議院議員の松山政司氏より挨拶。
  その後に家元の講演となりました。


後藤地区長挨拶




  家元は、大寄せ茶会での気配りについて話を進められ、「亭主側には大勢のお客様であってもそれぞれをもてなそうという気持ち、客側にはその茶席のいいところを見つけてあげようという気持ちが大切です」と語りかけられ、「お茶の基本は、亭主と客が共に過ごす時間から生まれる"ゆとり"なのです」と結ばれました。

  会場には九州各地より約1000人の参加者が、家元の講演を熱心に聴き入っていました。また、ホールロビーには午後4時半から呈茶席が設けられ、講演前の参加者に一碗が供され好評でした。
  家元講演に続いて、阿部宗正業躰による「基準点前解説」、ビデオ「裏千家2005年の記録」が上映され、講演会は終了しました。


講演されるお家元 九州一円からの参加者