岡山で茶道文化講演会
〜 千 玄室大宗匠が講演 〜




  千 玄室大宗匠は、9月25日、岡山衛生会館(三木記念ホール)において、岡山茶道文化講演会に臨まれ、「平和の心 茶の心」と題して講演されました。 主催は岡山支部(若林昭吾支部長)で会場には約700人の参加者が集い立錐の余地もないほどの盛況ぶり。

  講演会に先立ち、衆議院議員で外務副大臣の逢沢一郎氏が、大宗匠の国連親善大使就任の経緯を述べられるとともに、「これからの国際交流は、文化交流外交が一番大事になってきます。その意味で茶道に寄せられる期待はますます大きくなってくるでしょう」と語られました。
  続いて壇上に立たれた大宗匠は、イギリスの科学者・ジェームス・ラブロック博士の「地球は人間と同じように呼吸をしている」との言葉を引用され、「私たち一人ひとりが、もっともっと地球を大事にしなければならない。一碗のお茶は、緑の色で、その中には地球に対する感謝の念が詰まっている」と述べられ、また、「国際交流では、政治・経済はともすれば行き違いがあり、溝ができる場合もあるが、文化はそれを埋めることができる。一碗のお茶をもって話し合いを続けることができるということが一番素晴らしいことである」と結ばれました。


逢沢一郎外務副大臣 ご挨拶 岡山衛生会館




講演後、倉斗宗覚業躰による基準点前解説





  講演会終了後、大宗匠は、岡山国際ホテルで開催された懇親会に臨まれ、東中国地区地区長・岡山名誉支部長の松田堯夫夫妻、若林支部長、岡山県知事の石井正弘氏、逢沢外務副大臣、参議院議員の片山虎之助夫妻はじめ来賓、支部役員、会員らと和やかに懇親をはかられました。