千 宗室家元、日本YPO夏期大学で茶道紹介


  千 宗室家元は、8月6〜9日に開催された日本YPO(Young Presidents' Organization、会長・家元)の「加賀夏期大学」において、茶道紹介と呈茶を行われました。日本YPOとは50歳までの、主に上場企業の青年社長による研修親睦を目的とする団体です。諸行事の中では、会員の家族を含めた交流も行っており、夏期大学は毎年恒例の行事になっています。





床荘り


  家元は、茶道体験セミナーで参加者に一碗を呈されたほか、8日には小松市にある仙叟屋敷・玄庵において、茶道体験コース参加者をもてなし。
  仙叟屋敷・玄庵は、千玄室大宗匠が1997年に4代仙叟宗室居士300年遠忌を記念して、小松市に寄贈されたお茶室です。地元の小松畳表や小松瓦、京都の北山杉を用いた数奇屋造りになっています。


点前をされる公一朗様 茶道精神について話される家元


仙叟屋敷広間にて氷柱を囲みながら


  氷柱や団扇など涼やかな取り合わせのお席で、家元が茶道精神を平易に語られ、また故伊住宗晃宗匠も熱心なYPO会員であったことから、この度は長男の伊住公一朗様が点前をされ、和やかに一碗が呈されました。