千 宗室家元、「あすの調布」市民講演会にて講演
「和のある町」づくりを願って


  4月26日、東京都調布市の調布グリーンホールにおいて千 宗室家元による市民講演会が開催。主催は社団法人調布青年会議所、後援は調布市そして裏千家淡交会東京第八南支部の協力で盛会裡に執り行われました。
  調布青年会議所では個人の自立性と社会の公共性の調和する「和のあるまち」を調布市の21世紀のまちづくりの目標と定め、40余年にわたり和の精神を説きつづけている千 宗室家元に講演を依頼。
  家元は、「『和』─それは、相手を理解することから生まれる平和であり調和であること。人と人、人と物、人と自然などバランスの取れた調和が大切です」と茶道の思いやりの心をわかりやすく語り、聴衆の共感を呼びました。
  会場には主な来賓に調布市市長・吉尾勝征氏、調布市市議会議長・鈴木正昭氏、裏千家淡交会東京第三東支部長・石川利一氏、淡交会東京第八南副支部長・芝村智豊氏らを迎え、調布市民、調布JC、淡交会会員ら約300人が熱心に講演を聴きいっていました。この講演会は地元の有線テレビ放送でも録画中継され、公共心や思いやりの心を失いつつある現代社会であるからこそ「和」の精神がいかに重要であるかが市民に広く伝えられました。


千 宗室家元講演

市民の質問に気さくに答える千 宗室家元