防府天満宮御神忌1100年式年大祭奉賛
裏千家茶道文化講演会
 
お家元、緑の一碗の持つ力を強調

  千 宗室家元は、3月29日、山口県防府市において講演されました。防府天満宮御神忌千百年式年大祭奉賛と、淡交会山口支部設立20周年を記念し、お家元を迎えて「裏千家茶道文化講演会」が開催されたもの。

  会場の防府地域交流センターには淡交会会員はじめ市民ら約600人が参集。茶道文化講演会は、第一部 且坐の式(阿部宗正・今日庵業躰の解説)に続いて、第二部 お家元ご講演。冒頭、松浦正人防府市長(淡交会山口支部副支部長)が歓迎の挨拶を行いました。
  お家元は講演で、「茶道は世界中どこへ持っていっても恥ずかしくない伝統文化です。茶碗の中の緑に地球の全部が入っている。グリーンはネイチャーなのです」と語られ、『和敬清寂』の精神から、心を癒し目を休めるお茶の効用など、多方面にわたり分かりやすく解かれ、「青山緑水是我家とあるように、緑の一碗に凝縮された地球の大切さを訴えるために、今、茶道の持つ力は大きいのです」と結ばれました。


講演される千 宗室家元