伊住宗晃宗匠、加賀市茶道ワークショップで講演

茶道の心を分かりやすく、

児童ら、楽しくお点前、お菓子作りにチャレンジ

  12月15日、伊住宗匠は、加賀市教育会館で開催された「加賀市学校茶道ワークショップ」(加賀市教育委員会主催)に臨まれました。
  加賀市(大幸 甚市長)は、<茶道を通じた心の教育>を重視。21世紀の未来を担う子どもたちが、伝統文化の体験を通じ、郷土を理解するとともに、今日失われつつある「マナー」を身につけることを目的に学校茶道ワークショップを開催しています。
  この日、北陸地方に第一級の寒波が到来しましたが、児童らは、バスに分乗して元気に来館。今回の参加校は、加賀市内の緑丘・作見・勅使・黒崎の各小学校と初参加の三木小学校の児童47人。

講演される伊住宗匠
右は藪谷教育長


冬支度を終えて−会場となった加賀市教育会館の庭園



  加賀市の招聘により加賀入りされた伊住宗匠は、藪谷 栄一加賀市教育長の挨拶の後、児童に「お茶の世界は、季節を大切にします。また、お茶を飲むことは、健康に良いだけでなく、心も優しくします。そのような心の勉強を、時間をかけて少しずつ楽しみながら、継続してください」と話されました。その後、児童は、『お点前』『お茶をいただく』『お菓子作り』の3コースに分かれ、30分ずつ交代しながら受講。

楽しく、和やかに 伊住宗匠の前で緊張しながらもお点前を披露


「お点前頂戴します」、「お先に」と明るい声で挨拶する児童たち

  伊住宗匠は、児童の素朴な質問にも優しく答えられ、児童たちは大喜び。
  お菓子作りのテーマは、「冬のバラ」「もみの木」。引率の先生方も児童らの間に入り、色とりどりのお菓子作りにチャレンジしました。


お菓子づくり 色とりどりの材料に子どもたちも生き生き


  このワークショップを通じて、子どもたちが、物を大切にする心や人に優しく接する心を学んでいくことが期待されます。