第24回日本文化デザイン会議

千 宗室家元、伊住宗匠が出席


  千 宗室家元、伊住宗晃宗匠は、11月23〜25日に沖縄で開催された第24回日本文化デザイン会議・沖縄に出席されました。この会議は日本文化デザインフォーラム(最高顧問・黒川紀章氏)が主催し、幅広い分野の専門家がジャンルの境界を超えて交流し情報発信・提言を行っており、前年の京都での開催に続くもの。伊住宗匠が、実行委員会委員を務めています。
  23日、宜野湾市にある沖縄コンベンションセンターにおいて開会式が行われ、オープニングセレモニーで、お家元が献茶。アジア発の平和のメッセージと沖縄の海に眠る御霊の安寧を祈って一碗を捧げられました。
  本会議は3日間にわたり「AQUASIA―琉球の波」をテーマに多彩な分科会が展開。
お家元は、「洛の思想―都市文化の生成」と題して黒川紀章氏(建築家)、尚 弘子氏(放送大学沖縄学習センター所長)と、京都や堺など歴史的な都市の成り立ちと沖縄の活性化についてご鼎談。また伊住宗匠は、池宮正治氏(琉球大学法文学部教授)、稲越功一氏(写真家)、俵 万智氏(歌人)らと、「琉歌・歌合せ!―溶けあう文化・溶けあうココロ」のテーマで、8・8・8・6のリズムで詠まれる琉歌を取り上げながら、琉球の歴史と文化について語り合われました。


千 宗室家元の献茶
〜アジア地域の平和と沖縄に眠る御霊の鎮魂を祈って〜



会場に設けられた呈茶席で談笑されるお家元、
稲嶺惠一沖縄県知事、
親泊一郎淡交会沖縄支部支部長



「洛」をテーマにした鼎談「溶」をテーマに琉歌でセッション