高野山 弘法大師号下賜1100年記念法会献茶式
―千 玄室大宗匠奉仕―


  令和2年10月17日(土)、高野山真言宗総本山金剛峯寺(和歌山県伊都郡)において、千 玄室大宗匠ご奉仕による献茶式が執り行われました。




  真言宗の開祖・空海が、延喜21年(921)10月、醍醐天皇より「弘法大師」の諡号(しごう)を賜り、今年で1100年目を迎えます。これに伴い、高野山では今月より「大師号下賜1100年記念法会」として、本尊・弘法大師座像の特別公開や真言宗地域伝道団による奉納法会などが行われています。




  午前9時、大宗匠は奥之院燈籠堂に入り、点前座にて濃茶と薄茶を謹点されました。
  また、献茶後、奥之院一の橋近くにある第14期海軍飛行専修予備学生の慰霊碑「あゝ同期の桜の塔」の前でお茶湯の儀を厳修され、戦友の御霊に一碗を捧げられました