塩竈神社献茶式
―千 宗室家元奉仕―


  令和2年10月5日(月)、塩竈神社(宮城県塩竈市)において、千 宗室家元ご奉仕による献茶式が執り行われました。




  塩竈湾を臨む小高い丘に鎮座する同社は、陸奥国一之宮の社格を持ち、創建年代は明らかではありませんが、その起源は奈良時代以前に遡るとされています。左右宮に祀られた武甕槌神(たけみかづちのかみ)と経津主神(ふつぬしのかみ)は東北鎮護・海上守護の神として古くから朝廷や時の権力者から崇敬されてきました。また、別宮には主祭神である塩土老翁神(しおつちおぢのかみ)が鎮座し、塩の神・安産の神として広く庶民の信仰を集めてきました。




  午前9時30分、家元は左右宮拝殿に入り、点前座に着座。神職・関係者らが見守る中、濃茶と薄茶を謹点し、三柱のご祭神に捧げられました。