出雲大社献茶式
―千 宗室家元奉仕―


  令和元年9月10日(火)、島根県出雲市の出雲大社において、千 宗室家元奉仕による献茶式が執り行われました。




  縁結びの神様として名高い同社は、出雲を象徴する古社です。大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)を主祭神とし、その創建は『古事記』に描かれた大神の住まい「天日隅宮(あめのひすみのみや)」に起源しています。大国主大神には、杵築神(きづきのかみ)、大穴牟遅神(おおあなむちのかみ)、国造神(くにつくらししかみ)などの別名があり、出雲大社は明治時代初期まで杵築神社と呼ばれていました。




  午前10時、家元は伊住禮次朗様とともに神楽殿に進み、点前座に着座。多くの参列者が見守る中、濃茶と薄茶を謹点し、ご祭神へ捧げました。

  献茶式に際して、おくにがえり会館に島根支部(絲原コ康名誉支部長・木佐明宏支部長)担当の拝服席、社務所二階に境港支部(庄司尚史支部長)担当の薄茶席が設けられ、参列者に一碗が呈されました。


拝服席(島根支部担当) 薄茶席(境港支部担当)