鎌倉大仏献茶式
―千 宗室家元奉仕―


  令和元年5月12日(日)、神奈川県鎌倉市の高徳院において、千 宗室家元奉仕による献茶式が執り行われました。




  高徳院は、江ノ島電鉄の長谷駅から程近い場所にある浄土宗の仏教寺院です。ご本尊の「鎌倉大仏」は、正式には銅造阿弥陀如来坐像といい、国宝に指定されています。かつては大仏殿に覆われていましたが、度重なる災害により大仏殿は倒壊し、「露座(ろざ)の大仏」と呼ばれるようになりました。




  午前10時、家元は大仏前の点前座に着座。濃茶と薄茶を謹点し、ご本尊に捧げました。献茶式に際して、本殿に公益社団法人鎌倉青年会議所担当の本席と、鎌倉支部(上野 孝支部長)担当の薄茶席、回廊には鎌倉女子大学・鎌倉高等学校・七里ヶ浜高等学校の茶道部が担当する立礼席、また受付前方の芝生に深沢高等学校とこばとナーサリーが担当する野点席が設けられ、参列者の方々に一碗が呈されました。


本席(鎌倉青年会議所担当) 薄茶席(鎌倉支部担当)


立礼席(鎌倉女子大学・鎌倉高等学校・七里ヶ浜高等学校茶道部担当)


野点席(深沢高等学校・こばとナーサリー担当)