薬師寺献茶式
―千 宗室家元奉仕―




  平成31年3月27日(水)、法相宗大本山薬師寺(奈良市西ノ京)にて、千 宗室家元による献茶式が執り行われました。薬師寺は680年、天武天皇の発願により藤原京に創建。その後718年、平城京遷都に伴い現在の地へ移りました。金堂、講堂などを中心に東塔と西塔の2つの三重塔を配する独特な構成は薬師寺式伽藍配置と呼ばれています。




  730年の建造とされる東塔は現在、約110年ぶりに大規模な保存修理が行われており、来年4月に落慶法要が予定されています。




  午後1時、諸儀の後、家元は千 敬史様と金堂に参進し、舞台に特設された点前座で濃茶と薄茶を謹点。ご本尊の薬師三尊像に捧げました。




  献茶式に際して、まほろば会館に今日庵担当の薄茶席、西回廊に奈良支部(筒井寛昭支部長)担当の副席が設けられました。