大宮八幡宮献茶式
―千 玄室大宗匠奉仕―




  平成30年5月12日(日)、大宮八幡宮大社(東京都杉並区)において、千 玄室大宗匠奉仕による献茶式が執り行われました。

  同宮は、平安時代後期に奥羽で起こった「前九年の役」鎮静のため、鎮守府将軍・源頼義が出陣する際、大宮の地で白雲が源氏の白旗のようにたなびく光景に出会い、役平定後に石清水八幡宮の分霊を勧請したことから始まりました。応神天皇と父母の仲哀天皇、神功皇后を祀り、厄除開運や安産・子育ての八幡さまとして多くの参拝者が訪れます。

  午前10時、大宗匠は本殿に進み点前座に着座。濃茶・薄茶二碗を謹点、ご祭神に捧げました。




  献茶式に際して、神泉亭には岩崎宗瑞氏 (東京第六東支部支部顧問) 担当の濃茶席が、清涼殿には城川原宗苑氏 (同支部参与) 担当の薄茶席、境内には同青年部と同学校茶道連絡協議会担当の立礼席、また大宮幼稚園には園児茶席が設けられ、参列者に一碗が呈されました。


濃茶席(岩崎宗瑞氏担当) 薄茶席(城川原宗苑氏担当)


立礼席(青年部・学校茶道合同) 園児茶席