池上本門寺献茶式

―千 敬史様奉仕―

平成29年11月17日(金)、池上本門寺(東京都大田区)において、千 宗室家元ご名代の千 敬史様奉仕による献茶式が執り行われました。  　同寺は、弘安5年(1282)、日蓮聖人が湯治療養のため、身延山から常陸国(茨城県)へ向かわれる途中、滞在した武蔵国(東京都)池上の郷主・池上宗仲の館で聖人が入滅された後、宗仲公が法華経の字数に合わせて約7万坪の寺域を寄進したことから「池上本門寺」と呼びならわされてきました。以後、同寺は「日蓮聖人ご入滅の霊場」として700年余りの法灯を護り伝えています。  　午前10時、敬史様は伊住公一朗様とともに大堂に進まれ、点前座に着座。濃茶・薄茶二碗を謹点、日蓮聖人ご尊像に捧げられました。

献茶式に際して、「大堂下大広間」に芝村智豊氏(東京第八南支部支部長)担当の濃茶席、「松涛の間」に池上本門寺あゆみ会担当の薄茶席、「長栄の間」に水野宗典氏(同支部副幹事長)担当の立礼席が設けられ、本庄八郎老分(淡交会理事・関東第一地区地区長・東京第三西支部名誉支部長)はじめ参列者に一碗が呈されました。

濃茶席(芝村智豊氏担当)	薄茶席(池上本門寺あゆみ会担当)

立礼席(水野宗典氏担当)