貴船神社献茶式
―伊住公一朗様奉仕―




  平成29年7月7日(金)、貴船(きふね)神社(京都市左京区)において、千 宗室家元のご名代
伊住公一朗様の奉仕により、「貴船の水まつり」にともなう献茶式が執り行われました。この祭は慈雨を願い水の恩恵に感謝を捧げるもので、毎年七夕の日に行われます。
  同社は、古来より祈雨の神として信仰され、天武天皇の白鳳6年(666)には社殿の(ぞう)(たい)が行われたとされる古社です。ご祭神として降雨・止雨・灌漑を司る龍神とされる高龗(たかおかみの)(かみ)が本宮に、同じく闇龗(くらおかみの)(かみ)が奥宮に、中宮(なかみや)結社(ゆいのやしろ)には縁結びの神である(いわ)(なが)(ひめの)(みこと)が祀られています。
  午前10時、献茶式に臨まれた公一朗様は禮次朗様とともに本宮本殿に入られ、点前座に着座。本宮の境内より湧き出る御神水を用いて濃茶・薄茶二碗を謹点、ご祭神に捧げられました。




  献茶式に際して、貴船川のほとりの「ひろや」に京都東支部(内田昌一名誉支部長・佐竹力總支部長)担当の本席が、同じく「ふじや」に京都南支部(平井義久支部長)担当の副席が設けられ、参列者に一碗が呈されました。


本席(京都東支部担当) 副席(京都南支部担当)